【結婚式】結納ってなんの意味があるの?
Q) 母に「結納は?」と聞かれました。結納の意味を母に聞いても、母も意味がよくわからないみたいだし、やる意味も感じないんですが・・・。やらなくていいかな?
A) いえいえ、ぜひとも『結納』交わしてください。結納の意味がわかれば、きっとやりたくなるはずですよ。
結納・・・文字通り、ご両家の縁を「結び」「納める」ための儀式なんですね。
じゃぁ どんな儀式があるの?と言うと・・・元々は中国の「礼記」に婚礼に先立って行わなければならない儀礼が5つがあったそうです。
納采(のうさい) … 話がまとまると男性側の親御さんが女性宅に贈り物を持って挨拶に伺う。
問名(ぶんめい) … 女子の母親の姓を男子が尋ねる。
納吉(のうきつ) … 結婚を占ったところ吉と出たことを男家から女家へ知らせる。
納徴(のうちょう) … 男家が嫁をもらう代償として女家にそれ相当の金品を渡す。
請期(せいき) … 婚礼の日の日取りを男家から女家へ知らせる。
「男家が嫁をもらう代償として女家にそれ相当の金品を渡す。」が結納品の始まり。これは大切なお嬢様にきていただく・・・そんな男性側の女性側へ対する感謝や礼節の気持ちを形に表しているのです。 今でこそ、新婦様のご実家に遊びに行くこと、新婦様がご実家に里帰りしたり、新婦の親御さんが新居に遊びに来たり、子守を手伝いに来たりが当たり前になりましたが、昔々はお嫁に行ったら、滅多に親御さんに会えないのが当たり前・・・。 親元からお嬢さんを「取り上げる!」くらいの気持ちだったんでしょうね。
そして、日本でも昔は結婚話がまとまっても、身内以外に報告するのは「結納が入ってから」と言われていました。ほら、ご飯でも炊けたからといって、すぐに食べるよりも、少し蒸らしたほうが美味しくなりますよね?。 それと同じで、物事はなんでも「蒸らす」ほうがうまくいく・・・。そんな考えから結納を交わすまでは口外しない という考えだったようです。
「結納」は「顔合わせと」は全く意味が違います。「結納」は長年育ててくださった新婦様の親御さんへ敬意を払い、お互いの家の縁を結ぶための儀式なんですね。 結納の儀式は何百年の歳月を掛けて育まれたしきたりの一つ。こうしたしきたりはその土地に根付いた大切な生活の一面だと思います。結納は意味がないと思わないで「よき日本文化」であり「地方の生活文化」なんですから・・・。
せっかくの機会、
「良き日本文化をじっくり味わって欲しい」 と 私は思います。
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