結婚式にまつわるジンクス。さまざまな神話を結婚式に取り入れましょう。
Something Four(サムシング フォー)
Something New(新しい何か)
新しい人生においての花嫁の幸せと成功の象徴です。新しく購入したものを身につけることによって新婦様のこれからの人生が順調でありますようにとの願いが込められています。
Something Old(古い何か)
花嫁と家族のつながり、過去の思い出を象徴し、家族からの譲り受けたアクセサリーなどを身につけることによって、新しい人生と家族をつなぐという役割を意味します。
Something Borrow(借りた何か)
隣人愛の象徴です。幸せな暮らしをしている友人などから、その幸せをわけてもらうという意味です。
Somethingu Blue(青い何か)
忠実と信頼の象徴です。女性の慎みと誠実・純潔を象徴します。聖母マリアのシンボルカラーです。
6ペンスコイン
お金持ちになれる・お金に困らない伝説
花嫁の左靴の中に、6ペンスコインを「1枚」いれておきます。これを行うと、ふたりは永遠にお金に不自由なく暮らせるという言い伝えです。
銅の6ペンスコインは、1551年から1967年まで製造されており、1980年代までは使用されていたらしいのですが、1990年代には、なかなか見かけることがなくなってきた幻のコインです。
指輪
愛が永遠に続く祈りを込めた象徴の伝説
指輪の交換は財産の交換の象徴であり、指輪を交換したという事は、今後おふたりは、財産を分かち合って暮らしていくという証です。
古代ギリシャ時代から左手の薬指は、血管が直接心臓につながっていると考えられていました。
その「大事な指には特別な意味をもつ指輪を」という意味です。
それがローマ人を通じてキリスト教の結婚式に伝えられ、現在に至ったものです。
また、指輪が丸いのは「二人の関係に終わりがない」つまり、この愛は永遠に続くものだという願いと象徴です。
ドラジェ
子孫繁栄の伝説
ドラジェとは、結婚の幸福を意味するアーモンドをお砂糖で包んだものの事を言います。
植物の種はたった一つでも、大きく成長した時に沢山の実をならせることが出来るため「おふたりが子宝に恵まれますように」という願いが込められています。
ドラジェをゲストに配るのは「おふたりの幸せをおすそわけ」という意味があります。
欧米では、ドラジェは5個入りのものを配ります。その5つには健康・財産・長寿・繁栄・幸福の願いが込められています。
ねこのくしゃみ
幸せの伝説
結婚式の朝、花嫁の近くでネコがくしゃみをすると幸せになれる。という言い伝えが、ギリシャ・ローマにはあります。
くしゃみは、おめでたい挨拶の印であり、ネコはビーナスの代弁者であるという理解から「ネコのくしゃみは女神に祝福された」ことを意味するようになったのです。
First Bite(ファーストバイト)
幸せの伝説
お互いが、ウエディングケーキを食べさせあう事で、お互いに誓いを立てる演出として、よく用いられています。
新郎から新婦へ食べさせる時の誓い
「一生美味しいものを食べさせてあげるね」
新婦から新郎へ食べさせる時の誓い
「一生美味しい食事を作るね」
馬の蹄鉄
幸せの伝説
U字型をしている馬の蹄鉄(馬の足の裏に打つ金具)は、その窪みで幸せを受け止めると言われています。
「U」の形になる向きにして、腕にかけて持ちます。
ベール
幸せの伝説
花嫁がベールで顔を隠すのは貞操の象徴です。
そのベールは、悪意や好奇の目から、新婦の身を守ると信じられています。また、ベールには不思議な力が込められていて、これを被った人に花婿の心が傾くという言い伝えがあります。
チャペルで、結婚の誓いの後、ベールを新郎が取る儀式があります。これは、ふたりの最後の障害を取り除くという意味を表しています。
バームクーヘン
幸せの伝説
ドイツ語で「木のお菓子」という意味です。
年輪の形からわかるように、幸せを何十にも重ねるという意味があります。
幸せが末長く続きますようにとの願いを象徴しています。
また、引菓子として、みなさまへ幸せのおすそわけの意味を込めて渡すこともしばしばあります。
ブーケ・ブートニア
幸せの伝説
昔、ヨーロッパの青年がプロポーズの時に”野に咲く花”を摘み、花束を作り、それを女性に手渡したことがブーケの始まりと言われています。
女性は、花束を受け取り、プロポーズOKなら、その花束から1本の花を抜き、男性の胸に刺したと言われています。
幸せの黒い猫
幸せの伝説
結婚式の日に、教会に行く途中で「黒い猫」に出会う事は、幸せの象徴といわれています。
「ハト」「羊」「クモ」に出会うことも、縁起のよいこととされています。
木製スプーン
幸せの伝説
木製のスプーンをキッチンに飾っておくと、料理が上手になるという言い伝えがあります。
June Bride(ジューン ブライド)
幸せの伝説
ヨーロッパで発祥の「ジューンブライド」という伝説は、「June」という月名が、ギリシャ神話の「婚姻」を司る女神「Juno」から来ていることから、「結婚と女性を守護する、この女神の月に結婚すれば、花嫁は幸せになれる」と言い伝えられています。
6月という月は、北ヨーロッパでは「春」が始まり、気候が一番良い月とされています。
Rice Shower(ライス シャワー)
子孫繁栄の伝説
神の恵みをうけ、実りある暮らしが出来ますように。そして子宝に恵まれ子孫が繁栄するように。との願いが込められた言い伝えです。
お米は、収穫の時には、一枝にたくさんの穂を実らせます。古く、ギリシャでは小麦粉やお菓子を、イタリアではケーキを、フランスでは麦を投げたとの言い伝えがあります。
クロカンブッシュ
幸せの伝説
「口の中でカリカリするもの」という意味を持つ、フランスの伝統的なウエディングケーキです。
積み上げられたシュークリームのひとつひとつが、これまで二人を支えてくれた人々を表し、高く積上げる程、たくさんの人々に祝福されると言われています。披露した後、木槌で打って、ひとつづつ取り、これからの食事に困らないように願い、お互い食べさせあう習慣があります。
乾杯
悪魔払いの伝説
ヨーロッパでは「悪魔払い」の意味を込めて乾杯することがあります。これは、悪魔が大きな音や騒がしい音が大嫌いという言い伝えからです。特にグラスの鳴る音を嫌がると言われています。
スペイン南部の結婚式では、悪魔払いと、お互い過去をきっぱりと捨てて、新たなるスタートをするという意味で、新郎新婦が乾杯の時 先に飲み干し、そのグラスを地面に叩きつけて割るという事もあります。
ウエディングケーキ
幸せの伝説
昔、砂糖が貴重だった時代は、豊かさと繁栄のシンボルとされていて、甘いパンやお菓子は結婚式の最大のご馳走でした。結婚式に親族やゲスト・友達が「せめてこの日だけは」と、甘いものを持ち寄り、それが高く積上げられ、ウエディングケーキになりました。
また、嫁ぐ花嫁が、結婚式に自分で焼いたケーキを持ってきて、「私はこんなに料理上手です」という事を証明したのが始まりとも言われています。
ウエディングケーキの、各段には、意味が込められています。
1段目 : 生まれてくる二人の子供のために。
2段目 : 来てくださったゲストのために。
3段目 : 来れなかった方々のために。
ブーケトス
悪魔払いの伝説
「花嫁が後ろ向きに投げたブーケを受け取った人が、次に結婚できる」という伝説です。
新婦を見守ってくれていた天使達が、次に幸せになる女性のところへ行くように、という意味を込めて行っています。
教会の鐘
幸せの伝説
挙式を終えた後に鳴らす「教会の鐘」には、周囲の邪気をはらうおまじないの意味があります。
新郎新婦が教会を出る際に鳴らすことで、周囲の邪気を追い払うと同時に、結婚を周囲に知らせるための儀式であるといわれています。
紅白饅頭
日本古来の縁起
日本に饅頭を伝えた林浄因が、結婚式に紅白饅頭を使うようになったことが始まりと言われています。
古代より、白餅は豊かな実り・平和を意味し、小豆の赤は厄を払う事を意味するとされていました。
米、小豆、赤、白とすべての要素を備えた紅白饅頭は福を招き、災難を寄せ付けない縁起物としてお祝い事に最適とされるようになったと言われています。
菓子まき
日本古来の縁起
花嫁が、実家を出る(嫁入りする)時に、ご近隣のお世話になった方々への御礼の気持ちを込めてお菓子を投げる行事。
元来、棟上げ(新築祝)の際の「餅まき」が発祥で婚礼へ発展したものと言われています。